【富士フィルム】X-T20で撮影する機会があったのでレビュー

【富士フィルム】X-T20で撮影する機会があったのでレビュー

【富士フィルム】X-T20で撮影する機会があったのでレビュー

2014年に富士フィルムからXT1が発売されました。

センサーサイズがAPS-Cですが、画素数は1670万画素

その後に発売された中級機XT10も同じ画素数でした。

これは、当時の高画素化競争に逆行する流れであり、「デジタル一眼のセンサーの大きさはAPS-Cが最適」「画素数は1670万画素で十分」という富士フィルムの姿勢には大変な感銘を覚えました。

センサーサイズをフルサイズのように大きなものにすると必然的にレンズが大きくなり、結果としてボディも大きくなってしまいます。

特にソニーのα7(フルサイズ)などは、レンズが通常のフルサイズ一眼レフと同じ重さや重量なのにも関わらず、ボディが小さいため若干のアンバランスさを感じます。(α7Ⅲ欲しいけど…)

その点、APS-Cセンサーのミラーレスカメラは、ミラーレスの携行性をスポイルせず、最適なバランスのカメラになるというのです。

 

また、画素数については、高画素化が進むにつれ、画素ピッチが少なくなり高感度に弱くなるとされます。

メーカーはカメラ初心者にとって「高画素」であることが、性能のいいカメラのわかりやすい指標になるため、こぞって高画素のカメラを売り込みます。

しかし、行き過ぎた高画素化は初心者にとって百害あって一利くらいしかない。手振れは目立つし、暗所ではノイズが乗りやすくなります。

そこで、富士フィルムは当時の主流の画素数からはずれた1670万画素という画素数のカメラを発売した。

 

XT20は、2430万画素とそこら辺の普及機と同じ画素数になってしまいましたが、3年の間に方針が変わったのか技術が進歩したのか、何らかの変化があったのでしょう。

富士フィルムX-T20の特徴

X-Transセンサーを搭載(画質は上位機種と同等)

私が思うに、このカメラの一番の売りはX-Transセンサーを搭載していること。

富士フイルムが開発したX-Trans CMOSは6×6の36画素を一単位とした非周期性な配列にすることでモアレや偽色の発生を軽減させ、光学ローパスフィルターを排除することで解像感と向上させることに成功したイメージセンサーとなっています。

このセンサーは、上位機種のXT2やXH1にも搭載されてます。

しかし、XT20の下位機種に当たるXT100には搭載されていない。

中級機以上であることの証ということです。

特にXT2の画質は評判がよく、雑誌では必ずどこかでフジのXシリーズの特集が組まれています。

写真家が「私がいかにしてXシリーズに乗り換えたか」みたいな感じで。

操作性は上位機種に劣るかもしれませんが、XT20は初めてミラーレスにおすすめできる機種だと思います。

値段はそこそこに抑えられ、画質は上位機種と同等。不満を感じたらXT2やXH1,Xpro2にステップアップできる

フィルムシュミュレーションが楽しい

富士フィルムの一眼にはフィルムシュミュレーション機能が搭載されています。

往年のフィルム時代の色を再現する機能ということですが、これがなかなかに評判がいいのです。

raw形式で撮って後から編集していると、どうしても自分の好みに偏ってしまう。

それをフィルムシュミュレーションを使って、jpegで撮ると強制的に自分とは違った好みの色味に矯正される感じです

PROVIA

富士フイルムが提唱する見たままに忠実な記憶色で血色の良い肌、記憶色が楽しめるとのこと。

画像はクリックすると拡大できます。

 

Velvia

高彩度と記憶色が特徴。濃厚な青と鮮やかな原色再現は風景・ネイチャーに最適。黒の締まりを活かした夜景撮影にも向く。

色の濃い写真が好きな私にはVelviaがあっていると思う。

スイーツ系もきれいに映る。風景写真にも最適とのことなので、今度山に持って行って撮ってみたい。

ASTIA

やわらかさと高彩度を両立したモード。屋外ポートレートに最適。

画像はクリックして拡大できます。
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クラシッククローム

重厚な雰囲気をつくる、濁りと渋みのある個性的な色再現。雰囲気を最重視しており往年のドキュメンタリーフォトのような世界観を楽しめる。

私のつたない作例で一番違いが分かりやすいのが、Velviaとクラシッククロームだろうか。

派手なVelviaに対して、クラシッククロームは渋みがあります。

PENTAXのカメラを使っていると、派手な色味になれてしまうので、クラシッククロームは新鮮です。

初心者でも問題ない操作性

XT20から静電式タッチパネルディスプレーを搭載しています。

撮影モード時には液晶モニターをタッチすることで「タッチフォーカス」「フォーカスエリア選択」「タッチショット」が可能となっています。

最近のミラーレスカメラでは、タッチパネルは標準的な装備となっており、直感的な操作が可能。

また、露出補正ダイアルやシャッタースピード、絞り値をカメラのディスプレイを見ずにアナログ操作することができます。

これには、デメリットもあるかと思うが、それぞれの値を自分で把握しつつ撮影するという楽しさがあり、それは初めてカメラを買った方へのステップアップにつながることでしょう。

実際の操作感

外観は?

 

持ってみた感じは若干プラッキー。

ただし、剛性は高く、質感が損なわれていることはないように感じます。

また、プラスチックを多用することで重量減にも貢献している様です。

ダイアルのクリック感もよく、安っぽい感じはしません。

ただし、ファインダーののぞき窓は浅いため、お化粧をしたり、汗をかいた状態で触ると汚れてしまいそう。

大きさや重さは?

やはり、ミラーレス。小型軽量化の点ではは一眼レフには圧勝。

ミラーレスに接近するほどの小ささを売りの一つとしているペンタックスKPであるが、軽量という面では全く及びません。

一番軽量な部類の一眼レフのキヤノンEOS Kiss X9 が 453g。

それに対して、XT20は383g

圧勝。

小型軽量化の反面、握りづらいといった欠点もあります。

単焦点レンズなら扱いには困りませんが、F2.8通しのズームレンズをつけるとバランスが悪く持ちにくいことでしょう。

EVFってどうなの?

正直、私はEVF(エレクトリックビューファインダー)肯定派です。

EVFはフレームレートの問題でOVFにはかなわないとか、EVFはファインダーに写ったままの風景が取れて便利とかいろんな議論があります。

2011年に富士フイルムのFinePix100を触ってから私はEVF肯定派です。

その時初めてEVFを覗いた私は近未来的な何かを感じた。なんだかSFの電脳的世界の再現みたいに感じました。

そういう意味では2011年からずっと富士のEVFには魅了されており、いまさら、XT20のEVFがどうだとか言うのは議論に値しないのです。

EVFはEVFってだけで素晴らしい。

でも、XT2のファインダー像と実際に撮れる写真にはかなり乖離があります。

撮影した感覚は?

ミラーレス全般に言えることですが、シャッター音が不完全燃焼な気がする。

機械的に動く部分が少ないから当然のことでしょうが、おそらくミラーレスが主流となった20年後

一眼レフのシャッター音とシャッターフィールを再現しました、とかいう本末転倒な機種が出ると予言しておきます。

XT20の上位機種・下位機種について

X-T20の良さに一つはプロ仕様の上位機が豊富に用意されているところです。

X-T20から正当なステップアップを図るにはX-T2とX-H1の購入を検討するとよいでしょう。

X-T20はグリップが小さいため、F2.8通しのレンズをつけるとバランスが悪くなってしまいます。

Xシリーズには魅力的なレンズが充実しており、X-T20でハマったなら必ずこれらのレンズが欲しくなるはず。

直近ではXT3の発売も予定されており、X-T2の価格も下がることが予想される。

X-T30が発売されました。

 

プロの作例を見たい方は

富士フィルムのカメラを使うプロをX-photographerと言うらしい。

公式サイトで世界中のプロたちの作例が紹介されています。

分野はネイチャーからポートレートまでを網羅し、必ず自分の手本となるような作例や写真家がいることでしょう。

また、このサイトはレンズを購入する際の参考にもなります。

 

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