日研テクノとはなにか
カメラのキタムラにカメラの修理をお願いすると日研テクノという大阪にある会社に送られます。
ちなみにネット上の評判は賛否両論あり、私も他に修理依頼したことがないのでいいのか悪いのかはわかりません。
ただ一つ言えることは、いままで出したカメラは確かに修理されて帰ってくるし、修理のスピードはかなり速いです。
(ある程度メジャーなフィルムカメラだったからかもしれませんが…PEN FとPENTAX SPF)
前回、PEN Fの修理に出した時もちゃんと直って返ってきたので、今回はPENTAX SPF を修理に出してみました。
このURLのフォームに必要事項を入力して、宅急便で送りつけるだけで完了です。
別にキタムラの店舗を介する必要はありません。
あとは、見積もりのメールが送られてきます。
修理料金の目安表です。だいたいこの通りには収まりません。
地方でフィルムカメラの修理するの敷居高い問題
そもそも、地方のカメラ店でカメラを修理しようとすると、店主が修理できる技術があるのかから交渉が始まり、おそらく修理価格は時価。
思ったより安いかもしれないし、思ったより高いかもしれません。
でも、いくらくらいかかるかは事前に聞きづらい雰囲気ですね。
他に、ネットで検索して出てくるような高名な修理店に頼もうとすると1か月~2か月待ちは当たり前。
現代っ子なので、もっとコンビニエンスにカメラを直したいんですよ、わたしは。
その点、毎日キタムラから、故障カメラと故障レンズが大量に送られてくるのであろう日研テクノは事務的な対応で好感が持てます。
半壊していたPENTAX SPF を送ってみる
大衆カメラとして有名なSPFですが、ウチにもありました。
祖父が生前に私にくれたものですが、当時フィルムカメラに興味のなかった私はガラクタBOXに放り込んでそのまま15年経過。
使おうと思った時には、半壊状態でした。
よかったのは、電池を抜いてあったため、露出計が生きていたこと。
シャッターを切ると、このカメラ特有の持病で数回に1度ミラーアップ状態になって戻らなくなります。
ミラーは指でいじったせいか、心なしかずれている気もする。
直そうと思って数年放置していたのですが、せっかくフィルムカメラのサークルを作ったのだから、と修理を決意しました。
流れとしては
・修理依頼のフォームに入力
・依頼表を同封の上、指定の住所に送る
・見積もりと修理の確認についてメールがくる(この時点でキャンセル可、見積もり料はかかりますが)
・修理代含め代引きで送り返されてくる
今回は一連の流れで、先方とのやり取り、宅配の期間含め2週間程度で手元にカメラが戻ってきました。
流れるような作業です笑
修理料金は諸々含んで24,590円。税抜き
ヤフオクならば整備済品を騙るSPFが2台買える値段ですね。
でも、いいんです。
私にとってこのカメラは唯一無二であるし、わざわざアナログな趣味をするんだから物語性って大事じゃないですか。
ま、本当は祖父から譲り受けたライカM3がとか言ってみたいですけどね笑
大衆機であるSPFであるところがウチの家系らしさなのかもしれません。
実写はまだしていないので、本当に直ったかはわかりません。
指摘の個所は直っていました。修理票を見るにおそらく、ほとんどオーバーホールに近い形の修理になったのかもしれません。
あと、外観がきれいになっていたのは好印象ですね。
送付前の写真がないのであれなんですけど、若干錆というか緑青というかそんな感じの汚れがありましたが、磨かれてきれいになって帰ってきました。
あとファインダー内部も汚かったのですが、そこらへんもきれいになって帰ってきました。
修理票にない部分ですが、印象がいいですね。
ちなみにPEN Fを修理に出した時も同じくらいの値段で帰ってきた記憶があるので、部品のあるメジャーなカメラの少々の故障であれば大体この値段で返ってくるのではないでしょうか。
フィルムカメラの修理業者で迷っている方がいたら、日研テクノも検討してみてください。
事務的にカメラが修理されて帰ってくるのでいいですよ笑