唯一の手振れ補正付一眼レフメーカー「PENTAX」の利点を最大限に生かす望遠レンズ
このレンズは2008年に発売されたデジタル設計黎明期の古いレンズです。
このレンズの最大のウリは中古5万円台で購入できて、かつF2.8通しのレンズであるということです。
当然、レンズには手振れ補正はついていませんし、ピントを合わせる際にも「ジーっ」と大きな音がします。
ガラパゴス「一眼レフ」メーカーであるPENTAXは唯一、手振れ補正をカメラ側に搭載したカメラを世に出しています。
そのため、古いレンズでも「手振れ補正あり」として利用することができます。
AF時の音の大きさは何ともなりませんが、デメリットの一つである手振れ補正については何とかなります。
上の2枚は200mm、F2.8開放で撮った時の写真です。
桜の写真を見ると若干ボケが汚いように見えます。
しかし、汚いように見えるだけで、200mmの単焦点レンズなんて持っていないので比較しようがありません。今後も買うことはないと思うので、この焦点域はこのレンズで十分!と自分に言い聞かせることが肝要。
色乗りに関しては、
smc PENTAX-DA L 55-300mmF4-5.8 ED
と比較して、若干抑え目。jpeg撮ってだしで比べると特に青と緑の表現に違いがある気がします。
それでも、上の写真のようにカラフルな花を撮っても十分にその彩を表現することができています。
この焦点域のレンズは人物撮影にも重宝します。
なにかのイベントのカメラマンをするとき、必要な焦点域を予測することは困難を極めます。
被写体が自分の指示で動いてくれるなんていう恵まれた環境にはなかなか出会えません。
その点で、70-200はオールマイティーに対応でき、シャッターチャンスを逃しにくいです。
AFのスピードも不規則に動き回ることの少ない大人であれば十分と言えます。
唯一、デメリットをあげるとすればMF時に少し使いにくいところ。
スライドして調節するため、AF⇒MFの微調整には不向きだ。
また、ピント調整リングの回転角度も少なく、MF時の微調整もしにくい。
基本的にはAFを使ってピントを合わせるタイプのレンズと考えられるでしょう。
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