ロングセラーには理由がある?今更ながらNikonD750のレビュー(そろそろ新機種発売?)

ロングセラーには理由がある?今更ながらNikonD750のレビュー(そろそろ新機種発売?)

2年間 NikonD750を使用してみた感想

なぜ今更D750なのか(ミラーレスと比べて)

NikonD750は2014年9月に発売されたフルサイズデジタル一眼レフカメラです。

私がD750を購入したのは2017年末。発売からそこそこ時間がたっています。

巷ではフルサイズミラーレスが持て囃されている昨今ですが、なぜちょっと古い一眼レフであるD750を購入したのかについて書きたいと思います。

ソニーのα7Ⅲが発売されたのが2018年3月。

初めてのフルサイズカメラを購入するにあたって、α7とD750どちらを購入するか結構悩みました。


Nikon デジタル一眼レフカメラ D750


ソニー SONY ミラーレス一眼 α7 III ズームレンズキット FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS ILCE-7M3K

 

D750は中古レンズが豊富

それまではAPS-CのPENTAXのカメラを使っていたこともあり、フルサイズ一眼を選定するにあたっては全くレンズ資産がない状態。

レンズのシステムを一から考えるにあたって、中古レンズが豊富であるということは大きなメリットでした。

Nikonのフルサイズは2008年発売のD700まで遡り、SONYのフルサイズa7R(2013年発売)まで、5年のアドバンテージがあります。

この5年間、ニコンとキヤノンはフルサイズ市場を独占していたことになり、シグマやタムロンなどサードパーティーを含めて豊富なレンズ(中古を含め)があります。

また、発売されてから時間が経っているため、レンズの値下がり幅も大きく、特に中古市場では割安でレンズを入手できることになります。

それに対してSONYのレンズ(サードパーティー製含め)が充実してきたのは最近の話。ニコンやキヤノンに比べて中古市場にほとんど流れておらず、値下がり幅も小さいです。

いずれ、この差は解消されるでしょうが、少なくともそれには5年程度必要でしょう。

少なくとも私は、標準(F4)と明るい広角レンズは必須であると考えていたため、それらを新品に近い値段で揃えるとニコンの倍近くかかります。

将来的に一眼レフかミラーレスかの選択肢が持てる

私は全然、ミラーレス反対派ではありません。

むしろ、瞳AFとか考えるとフルサイズミラーレス欲しくて仕方ありません。

でも、従来通りのゴツイ一眼レフも好きです。

 

なので、とりあえず今回は将来的に乗り換えを検討したときにミラーレス(Z6,Z7)か一眼レフ(D850)かの選択肢がもてるニコンは魅力的です。

アダプターを使えば、互換性に問題はなさそうですし。

Nikon ミラーレス一眼 ニコン Z7 FTZ マウントアダプターキットZ7FTZKIT
実際のところミラーレスに関しては

小型といってもレンズの大きさ大して変わらなくない?

廉価版の2000万画素機どうしで比較するならα7ⅢとD750の画質大して変わらなくない?

ポートレートあんまり撮らないし?

といった懐疑的な部分もあったので、もう少しミラーレスが成熟するのを待ってから乗り換えを判断しても遅くはないかと思いました。

 

いまのところ、フルサイズミラーレスではソニーが一強(個人的には)の状態ですが、パナソニックやキヤノンの参入もあり、次期のカメラ選定の際には状況が変わっている可能性もありますし…ニコンは元気ないですが…

今更ながらNikonD750のレビュー

画質について

フルサイズの2400万画素機の画質とか高感度耐性についての成長って割と鈍化している気がしているのは私だけでしょうか。

一昔前だと、新機種が出れば一段ずつ実用感度が向上していた気がしますが、最近はそんなこともないような気がしています。

というより、6400とか12800の感度が実用になった段階から、それ以上高い感度を使う必要性が少なくなってきたからかもしれません。

昼間の画質については、もはや重箱の隅をつつくような比較をしない限り目立ったアラも出ないでしょう。

いずれにせよ、rawで現像してしまえば分からないです。

その意味では、フルサイズの2400万画素センサーは2014年の段階で割と完成されていたとも言えます。

以下はセンサーの比較サイトですが、D750は健闘しています。

高感度耐性のみ比較比較すれば、画素ピッチの広さから最近の高画素機にも勝ります。

 

燕山荘と天の川

 

この写真なんかは一枚撮りのRAWデータを無理やり、いじくりまわして地上の風景と星空が両方見えるようにしましたが、APS-Cのセンサーではこんな風にはいきません。

薄明の状況下で感度をあげて撮影しても、ブログサイズであれば、諧調やノイズの面で気にならない写真を撮れます。

これはⅮ750に限ったことではありませんが、結構ボケます。

ここら辺に関しては、フルサイズに乗り換えてよかったと思う点です。

ちなみに上の写真はf4通しのレンズで撮影しました。

操作性について

公式サイトでも

「機動力をさらに高める高いホールド性、グリップ感のよさ」とうたわれている通り、グリップはとてもホールドしやすいです。

私が使っているPENTAX KPだと、グリップが付け替えできるのですが、それでも小型のため保持には握力を使います。

その点、D750はグリップが深く全ての指をかけることができるため、ホールド性の良さにつながっていると思います。

ホールド性の良さは、手振れの防止にも大きく関わってくるところなので、カメラを選ぶ際には自分の手に馴染むものを購入することをお勧めします。

アウトドアでの使用について

「カメラボディー各所に効果的なシーリングを施し、D810と同等の、信頼性の高い防塵・防滴性能を確保しています。」とのこと。

が、少雨の状況下で使用したらエラーが出るようになりました。

幸いシャッターを押し込むと解消されるし、最近は発生しないので良いのですが、PENTAXのカメラでこのような状況になったことはないので、あまり雨の中で使わない方がよさそうです。

耐寒性能についても「0℃~40℃」との記載があるため、過信は禁物そう。

-20℃の環境下でも問題なく使用できたとのレビューもあるので、機会があったら冬山での使用を試してみたいです。

電池のもちについて

ここらへんはミラーレスカメラに大きなアドバンテージがある分野です。

タイムラプスとか無茶な使い方をしなければ、2泊3日の山行でも余裕で持ちます。

公称値は約1230コマ

ミラーレスカメラだと一日持たない可能性もある中で、普通の使用なら電池一本で持たせられるのは大きなアドバンテージです。

クロップについて

D750は、本来の画角に加えて1.2倍と1.5倍のクロップ撮影を行うことができます。

他社にもある機能ですが、単焦点レンズを使う際にとても便利です。

後でトリミングするよりもその場で画角を決めたい。

登山では立ち入れる場所が限られている。

でも、高画質な単焦点レンズで撮りたい!そんな時に重宝します。

画角だけで言えば、単焦点を使う際に3段階使えて、望遠レンズを使う際に1.5倍の焦点距離で利用できるためとても便利です。

デメリットは?

ミラーレスと比較して、一番のデメリットは重量です。

α7Ⅲが約650gなのに対して、D750は約840g。これにレンズをプラスすると、単焦点レンズ一本分くらいの差になります。あまり変わらない気もしますが、山に登るときはじわじわ効いてくる(精神的に)ものです。

 

もう一点は、高級感というか持った時の剛性です。

D750は前ボディーとボディー前面のカバーに炭素繊維複合素材を使用しています。

上位機種のD850はマグネシウム合金製のため、持った時の重量感というか高級感が違います。

その分、約1005gとさらに重くなるので、上で述べたことと矛盾している気もしますが。

あくまでもD850と比べると、という話なのでD750単体で見ると特に不満はありません。

 

D750は古い設計のため、測距点の少なさもデメリットになりえますが、私は静物メインの撮影なのでそんなには気になりません。

まとめ

D750は発売から少し時間が経った、いわば旧式といってもよいカメラかもしれません。

おそらく、新品価格も今が底値です。

しかし、その堅実な設計からまだまだ現役バリバリで使えます。

個人的には、D750の次の機種が発売されても、陳腐化せずに使えると思っています。

ということは、あと5年位は大丈夫でしょうか。

アウトドア系のブログを読んでいても、D750はメインカメラとして人気の高い機種です。

やはり、アウトドアで使う場合はSONY α7シリーズはまだ不安が残るというのが本音ということでしょう。少なくとも自分はα7で撮影された登山ブログというものをあまり見たことがありません。

ミラーレスも欲しいのが本音ですけど、ソニー、パナソニック、ニコン、ここらへんでフルサイズミラーレスが更なる信頼性を獲得した際へ楽しみとして撮っておきます。

5年後に一番堅牢なフルサイズミラーレスをつくっているのはどこかなー(笑)


追記

Nikonとキヤノンのミラーレスは自分の用途や価格設定に魅力を感じなかったため最初から比較対象から外させていただきました。

 

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