中古C級品の【ペンタックスDA★16-50mm F2.8 ED AL [IF] SDM】は使えるのか
ある日の仕事終わりのこと。
帰り道にあるカメラのキタムラによってみると、中古難あり品と書かれたペンタックスDA★16-50mm F2.8 ED AL [IF] SDMがショーケースの中に…
これは確か、新品で購入すると8万円くらいするやつだ!と思い中古市場をチェック。
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中古でもまともに動くやつは、4万円ほどで取り扱われているようです。
店員さんに確認すると、SDMモーターは現状で稼働しているが相当外観が使い込まれているのと、レンズ面に傷が入っているので、この値段とのこと。
でも、山に持っていくことを考えれば外観の傷は気にならないし、確かにAFはちゃんと動いている。
まぁ、9,800円だったら失敗してもいいやと思い購入することに…
ペンタックスDA★16-50mm F2.8 ED AL [IF] SDMってどんなレンズ
切れのよさ、豊かな表現力に息を飲む標準ズーム。シャープな解像力、豊かなコントラスト、そしてクリアで美しい色再現性。
さらに超広角側でも歪みの少ない高品位な描写、ズーム全域でF2.8の明るさなど、 デジタル画像のクオリティを究めて誕生したスターレンズです。
超音波モーターを内蔵(SDM機構) コンパクトな超音波モーターによるAF機構(SDM機構)を内蔵。ブレーキ機能を備えるため、速度制御や位置制御がしやすく、スムーズで高品位なAF作動を実現しています。
SDM対応のデジタル一眼レフに装着すると、自動的にSDM機構によるAFに切り替わります。また、SDM非対応のデジタル一眼レフの場合は、ボディ内モーターによるAF作動に対応します。PENTAX 公式サイトから引用 http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/lens/k/standard/smcpentax-das16-50/
年末、「じゃじゃ馬スターレンズ」と評判のDA★16-50mmを使ってきて、その写りの良さと扱いの難しさ両方を実感した。絞り、逆光、フォーカス、ボケの傾向等々気を使わなければいけないことは多いけれど、それらをクリアした時に出てくる画は本当に素晴らしい pic.twitter.com/QjGGpJlIEL
— youth k (@kaze09ultra) 2018年1月1日
DA★16-50mm F2.8 ED AL [IF] SDMはとても故障報告の多いレンズでもあります。
片ボケ、SDMモーターの不調…ひどいと毎年のように調整に出している人もいるようです。
新品で買っても補償対象外や保証期間経過によって、結構お金を払わされている人も多いようなので、なんかもう中古でいいかなと。
1万円なら気軽にアウトドアに持ち出して、壊れたらジャンク品でネットオークションで売れば同じくらいの値段で売れるみたいですしね!
DA★16-50mm F2.8 ED AL [IF] SDMの評判は
DA★16-50mm F2.8 ED AL [IF] SDMのは評価を二分するレンズのようです。
良い評判
・広角側の解像度は中央のみ開放からから良好。
・AFが早くて静か。(ペンタックスのレンズの中では)
・防塵防滴構造。
・たまに凄い良い絵を出す。
悪い評判
・中望遠~は絞らないと解像度が良くない。
・AFモーターの異常が頻発する。
・片ボケで調整しないと使い物にならない。
・16-50という画角の割にデカくて重い。
・逆光に弱い。
気に入る方は、すごく気に入るレンズみたいですね。
描写も動作も思い通りに動かないのが、このレンズの特徴のようです。
でも、数多あるカメラの中からペンタックスを選択している時点で、ユーザーの方も一筋縄ではいかない方が多いと思うので(失礼か…)、割とこのじゃじゃ馬と呼ばれるレンズを乗りこなせる方も多いのではないでしょうか!
いろいろなサイトで情報収集すると、やはり中央部の解像度が良いようで、日の丸構図を取れば、このレンズの描写力を引き出せる場合が多いようです。
ペンタックスのレンズの中では、新品で買うと高価な部類のレンズなので、私は中古で購入しました。
このレンズを使用してみて、本当に気に入ったら新品を購入しようかと(笑)
似たようなスペックのレンズにSIGMA 標準ズームレンズ 17-50mm F2.8 EX DC HSM ペンタックス用 があります。
こちらは新品でも2万円台後半で入手する事ができ、解像度、動作ともにDA★16-50mm F2.8 ED AL [IF] SDMよりも安定している模様。
もし、描写が好みということであれば、手堅くこちらのレンズを購入するのもありかと。
動作確認を兼ねて松本市内を散歩してみる
格安中古ということで、不安もあったので購入翌日に松本市内を散歩してみました。
この日は岳都松本ということで山岳フォーラムが開催されていました。

山岳フォーラムでは各種講演の他にカモシカスポーツのアウトレット販売やオリンパスの美しが原星空写真コンテストの入賞写真展示などの出展がありました。
上の写真はオリジナル山バッチの製作写真です。

20分ほどで自分の名前や好きな言葉を入れた山バッチをその場で作ってくれます。
手元の照明がブラックダイヤモンドのヘッドライトなのも雰囲気があっていいですね。
縄手通りに行くとフリーマーケットが開催されていました。


久々の大口径ズームレンズの購入ということもあり、開放付近でばかり撮影してしまいました。
定石通り、日の丸構図ばかりでの撮影(笑)
中央部の解像度は評判通り良好ですです。

今度は少し絞ってみて撮影。いつもは18-135で撮影しているので16mmスタートは新鮮です。

なんとなく遠景の描写よりも、中距離~近距離の描写のほうが好きですね。
今回は中古で購入したので、レンズの能力を完全に引き出せているかはわかりません。
夏になったら山に持ち出して再レビューしてみたいです。